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 コンピュータ・ビジネス関連 まとめ

コンピュータ、ビジネス関連の資格等について、個別一覧とは別に、詳細とちょっとした盲点を紹介します。
  キータッチ2000 の入力練習詳細
  資格試験の落とし穴




 
 キータッチ2000 の入力練習詳細

キータッチ2000とは、ゴールドホルダーとは
キータッチ2000は、商工会議所で1994年から始められた資格(認定)で、10分間の入力文字数を認定します。入力する文字は、アルファベット、数字、いくつかの記号と空白 です。半角カナや日本語(全角文字)は入力しません。

たとえば、1文字打つのに3秒かかるペースで、10分間に200文字入力したとすれば、「10分間における入力文字数200文字」として「技能認定証明書」を発行してもらえます。
認定試験を受ければ必ず認定書を発行してもらえるので、決して損は させません。(私がいう立場ではないのですが、とにかく「不合格」はありません。)

2000字の認定を受けると、別途「ゴールド・ホルダー認定書」をいただけます。ちなみに、最年少のゴールドホルダーは6歳(2001年8月 福岡) だそうです。

練習も学習も不要で、だれでも受けることができるキータッチ2000、一度受けてみられてはいかがでしょう。
なお、たしかに練習・学習なしで受けることができますが、その場合の認定文字数は「それなり」のものとなるでしょう。でもそれが一つのきっかけとなり、より高い技能を目指すことになれば良いのでは、とも思います。

キータッチ2000練習記録 (クリックで拡大)入力練習結果のグラフ
前置きが長くなりました。本題に移ります。私の キータッチ2000入力練習の成果 をグラフにしてみました。

右のグラフ上でマウスをクリックすると別ウインドウで大きく表示します。

結論としては「練習を繰り返せば、日々のばらつきはあるものの、長期的には確実に入力速度が向上する」ことが言えると思います。(図の赤ラインを参照してください)

棒グラフは日々の入力文字数を示します。
1日に2回以上入力した場合は一番良い結果を棒グラフにしています。1日の練習量は1〜8回(平均2.7回)でした。練習期間は、2000年3月15日〜6月2日の約2ヶ月半です。
グラフの最低ラインは1600字/10分で、上方に青い横線が4本あり、1700、1800、1900、2000字/10分を示します。
赤ラインは棒グラフの谷を結ぶ曲線です。この赤ラインをほぼ実力のラインと捉えれば、2ヶ月半で約400字/10分、入力文字数の増えていることがわかります。
日々の成績は結構 乱高下しているのですが、大局的には間違いなく入力スピードが速くなっています。

高速タイピングを目指す方は、途中でくじけず粘り強く練習を継続してください。

タッチタイピング
ただし、タッチタイピングができていないと 2000字 は無理だと思います。キーボードを見ないで打つ練習をしてください。

私は20年以上前からキーボードを叩いていましたが、当時でもタッチタイピングの重要性は説かれていましたので、それを目指しました。
当然、最初はキーの位置を覚えていないのですが、とにかくキーボードに目をやらない。画面を注視し、1文字打ってみて、違っておれば BackSpace キーを押すということを、目的の文字が出るまで繰り返しました。つまり、目で探すのではなく、指でさぐるという状態です。

いまはタイピングソフトが何種類もあり、楽しみながらタッチタイピングが練習できるかと思います。

(キーボードを見ないでタイピングするのを、以前はブラインドタッチ と呼びましたが、いまは タッチタイピング と言うようになっています)

キーボードの選定
私個人としては、練習用のキーボードは、できればデスクトップ用の良いものを使うことを薦めます。(ノートパソコンで練習する場合でも、外付けキーボードで馴れておいたほうが良いかと思います。あくまで私見ですが。)
キータッチ2000のテストに限れば、ノートパソコンのキーボードに抵抗のない方はそのままでも良いかも知れません。ですが、より高度な操作性を求めるなら標準キーボードのほうが優位だと思います。

量販店では千円程度のキーボードも売っていますが、あまり安物は避けておきましょう。キーのがたつき(ぐらつき)が大きいとか、タッチ(感触)がいまいちだったり、なによりカチャカチャというタイピングの音が耳障りなものですと、深夜の練習では気をつかいます。

練習方法
私の場合、ある程度の入力速度がすでにありましたので、ちまちました練習は基本的にやりませんでした。毎日 本番と同じく、10分間 しっかりキー入力しました。気持ちと時間にゆとりがあれば、もう一度みっちり10分。事情が許せばさらに10分。そんな日々が続きました。

1日に何時間も入力練習するわけではないのですが、1回1回が真剣ですから、さすがに腱鞘炎のような症状にもなりました。朝、起きたら両手の指がガチガチにこわばっているのです。まぁ、指が動かないというわけでもなく、病院には行きませんでしたが、そのような朝を練習中 何度か経験しました。

なお、これは私がそれなりに年を喰ってるからなのかも知れません。私の知ってるゴールドホルダー所持者(当時16歳) なんか、指のこわばりもなく、練習も適度に間(ま)があいたりでしたが、2000字打ち込んでいます。ですから、私の事例を読んで、ちょっとキツイかな、やめとこうかな とは思わずチャレンジしてみてください。当面は、1000字でも、1500字でも、充分役にたつのですから。
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 資格試験の落とし穴

広辞苑より
  おとし‐あな【落し穴】
(1) 人や鳥獣をだまして落すために地面に仕掛けた穴。
(2) 人をおとしいれる謀略。「―にはまる」
(3) 大きな失敗や不幸につながることでありながら、うっかり見逃している点。
とあります。
ここ、資格試験の落とし穴 としては、(3) の例を2つ挙げてみました。


落とし穴 その1 / 資格試験の採点は絶対か?


否です。不合格通知をもらった資格に対して、その資格の実施機関に連絡し、「合格」を得た事実があります。
その資格名を明らかにし、誤採点を非難することは私の目的とするものではありません。試験結果の採点方法において誤りが発生し得るということを、各機関で関連の担当をされる方のお目にとまれば幸いです。

絶対の自信を持って 合格通知 を待っていたところ、「不合格」とのこと。
「有り得ない!! 楽勝気分で解答、記入し、余った時間で丹念に見返したうえで、うっかりミスなど無いよう充分確認したのに」。
このとき、意外と腹立たしさはありませんでした。それより、この不合格通知の間違い(に間違いない)を、どのようにして覆すか、そのことに神経が集中して、怒り心頭 などという暇はありません。

とにかく、「試験結果(合否)に関して異議は一切認めない」というのが資格試験での通例となっています。解答用紙は先方の手中にあり、こちらに控えはありません。自分の解答内容を確認させてもらうなど、到底不可能。「合格に間違いない」ことを証明するすべがありません。
現実的には電話連絡により、採点の再確認をお願いするという、まったく頼りない方法しか思いうかびませんでした。

電話を掛けました。努めて冷静に、「合格していると思います。採点について再調査願えませんか」と。電話口にいる相手の機嫌を少しでも損ねたら、そこで「合格」への望みが途絶えてしまうと思えましたので、とにかく慎重に言葉を選び 採点の確認をお願いしました。

しばらくして、先方から電話連絡があり、「採点に誤りがありました。試験問題は複数のパターンがありますが、別のパターンにて採点を行ったことが判明しました。正しく採点した結果89点で、合格です」。
よっしゃーっ。でも思っていたより点数悪いなぁ。

まぁ、結果オーライとはなりましたが、もし私に(合格の)絶対の自信がなければ、今回のような不合格通知(というか、誤採点)はそのまま受け入れていたことでしょう。複雑な思いが残ります。
採点者も受験者本人も見過ごしかねない、また(普通は)確認のしようもない、隠れた問題点といえるかも知れません。


落とし穴 その2 / パソコンの持ち込み受験

パソコンを使った技能試験には、パソコンの持ち込みを認められるものがあります。
私は、日商ワープロ(1級、2級)、一太郎検定(1級) でパソコンを持ち込んで受験しました。
パソコンスクールで勉強されている方は別として、私は基本的に持ち込み受験をおすすめします。

メリット
使い慣れたパソコンによる受験は、キー配列などで戸惑うことがない。
日本語変換辞書は、自分で鍛えこんだ(馴染ませた)ものを使用でき、効率よく変換できる。
キーボード、マウスを充分に整備(手入れ)して試験に臨める。
デメリット
持ち込みを認められた試験会場はある程度限定される。(どの会場でも持ち込めるわけではない。)
試験会場までの往復の持ち運び、試験会場での設置がわずらわしい。特に、プリンタまで持ち込む場合はなおさらのこと。(私は、一太郎検定の当日、さらに雨が降っていました。)
試験時の(持ち込み)パソコンの不具合は、受験者本人の責任において対処するものとし、時間延長や再試験は一切行われない。

ということになるでしょうか。
一口に言えば、メリットは使い勝手のよさ、デメリットは移動・設置のわずらわしさ。でもちょっとした面倒と引き換えに「合格」が近づくなら、持ち込み受験のほうが圧倒的に有利だと感じられます。少なくとも私はそう感じ、そのようにしたわけです。ところが、その中のひとつの試験でビックリするような目にあいました。

試験会場に、ノートパソコン、外付け標準キーボード、プリンタをカートにくくりつけて持ち込んだわけですが、荷解きの際、ノートパソコンを床に落としてしまいました。落下(50cmくらい)のショックでFDドライブが不調です。
試験時の(持ち込み)パソコンの不具合は、受験者本人の責任において対処するものとし、時間延長や再試験は一切行われない。
「あちゃー」、大変なことになりました。
フロッピィディスクを何度も抜き差しするが、ドライブが全然認識されない。試験は定刻に開始されます。いえ、開始されました。まだフロッピィが読めない、とりあえず問題に目を通すか。問題を読みながらもフロッピィの抜き差しを繰り返す。でも駄目。ええぃ とりあえずフロッピィのデータは放っておいて、入力できる部分から始めるか…。暫くしてから、またフロッピィを差し込んでみる。お、おぉー、認識できました。 OK!試験時間に結構ロスが出たけど、何とか挽回してみよう。
…☆。.:*:・'゜.※::・◎▽〜w(°o°*)w…ふうぅぅ、時間ギリギリで入力終了。なんとか間にあいました。

そうなんです。デメリットの列挙のなかにもあるように、持ち込みパソコンは本人が全責任を負うのです。当然のことですし、事前に理解していましたが、実際、こんな失敗をやってしまいました。パソコンの持ち込み受験を予定されている あなた、「パソコンの不具合なんて、起こるわけない」と思っていませんか。今回の例は、私が自ら招いた失敗でしかないのですが、大半のひとが結構 見過ごしている(あるいは無視している)危険性だと感じました。


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Copyright (C) 2005 きまぐれ学校  (コンピュータ・ビジネス関連まとめ : 初版2005年2月28日 最終更新2005年9月18日)
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